風疹 (三日ばしか)

くしゃみや喉の痛みなどの症状(前駆症状)が現れますが発熱は微熱程度です。紅いぶつぶつはまず顔に現れ、1日で急に体幹,四肢へと拡がり、3-4日で消えます。 耳の後ろや後頭部のリンパ節が腫れるのが特徴です。関節痛をおこすことがあります。ときには前駆症状なしで突然皮疹がでることもあります。
くしゃみなどの症状があるときから皮疹が消失するまで、飛沫感染します。まれに脳炎、紫斑病を生じます。成人への感染は重症化します。妊娠早期に感染すると白内障、心臓病、難聴のある赤ちゃんが生まれることがあります。予防注射が第一です。
ちなみに1962年(昭和37年4月)から1979年(昭和54年4月)までに生まれた男性の1/5は予防接種が任意になったことにより、統計上風疹抗体を有していないと考えられています。