男性型および女性型脱毛症の対応

プロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)やミノキシジルを使用し治療します。
自費診療となります。

 

男性型脱毛症

診断の目安
1.抜毛の開始時期が思春期以降
2.特徴的脱毛パターンを示す(額の生え際の後退、頭頂部・前頭部の毛髪が薄くなる)
3.毛髪の軟毛化(直径・長さの減少)
4.親・兄弟・祖父母に脱毛症を認めることが多い
  

男性型脱毛症の治療の目安

1.壮年性脱毛症は進行性です
2.治療薬内服の効果は少なくとも6か月通常1年間の連続投与が必要です
  

男性型脱毛症の治療

1.5%ミノキシジルローションの使用
2.フィナステリッド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)内服
  

フィナステリッド(プロペシア)の副作用と注意

1.前立腺癌の診断に用いるPSA 濃度が50%低下します。PSA を測定するときは2倍値にする必要があります。
2.妊婦に投与するとDHT 低下作用の結果、男児胎児の生殖器官の発達に異状を生じるため、本剤を女性が内服したり触れさせてはなりません。また内服中は献血をしてはなりません。
3.肝障害を生じることがありますので、時々肝臓の検査が必要です。
  

女性型脱毛症の治療

1.1〜2%ミノキシジル外用剤の使用を強くお勧めします
2.行ってみても良い治療(効果はミノキシジルほどはない)
  
アデノシン(資生堂アデノゲン グレイシイ)
 
サイトプリンおよびペンタデカンの外用(ライオン 薬用毛髪カイノベート)
 
ケトコナゾールシャンプー(コラージュフルフルシャンプー)